食品衛生法

食品衛生責任者とは?役割と資格取得の方法を詳しく解説

食品衛生責任者とは?役割と資格取得の方法を詳しく解説

はじめに

食品衛生責任者は、食品を取り扱う店舗や施設において欠かせない存在です。本記事では、食品衛生責任者の役割や資格取得の方法、そしてその重要性について詳しく解説します。

食品衛生責任者とは?

食品衛生責任者は、食品の安全を確保するために必要な知識と技術を持ち、食品を取り扱う施設において衛生管理を担当する責任者です。
飲食店など許可が必要な営業を行う場合、施設ごとに食品衛生責任者を置かなければなりません。また、食品衛生法の改正により、2021年6月1日からは、許可が必要ない届出業種にも食品衛生責任者の設置が義務付けられました。

食品衛生責任者の役割

食品衛生責任者には主に以下のような役割があります。

  • 営業者の指示に従い、衛生管理に当たらなければなりません。
  • 食品衛生上の危害発生防止対策が必要なときは、 営業者に対して改善するよう働きかける。
  • 都道府県知事等が行う講習会又は都道府県知事等が認める講習会を定期的に受講し、食品衛生に関する新たな知見の習得に努めること

また、食品衛生法施行規則では”営業者は、食品衛生責任者の意見を尊重すること。”と規定されています。

食品衛生責任者になるには

食品衛生責任者には次の方がなることが出来ます。

  • 調理師
  • 製菓衛生師
  • 栄養士
  • 船舶料理士
  • 食品衛生監視員又は食品衛生管理者になる資格要件を満たす者
  • と畜場法第7条に規定する衛生管理責任者若しくは同法第10条に規定する作業衛生責任者
  • 食鳥処理の事業の規制及び食鳥処理の事業に関する法律第12条に規定する食鳥処理衛生管理者
  • 都道府県知事等が行う講習会又は都道府県知事等が適正と認める講習会を受講した者

このうち、都道府県知事等が行う講習会又は都道府県知事等が適正と認める講習会は、どなたでも受講することができます。

食品衛生責任者の重要性

食品衛生責任者は、消費者の安全を守るために非常に重要な役割を果たしています。適切な衛生管理が行われることで、食中毒のリスクが大幅に減少し、消費者の信頼を得ることができます。また、法令を遵守することで、企業や店舗の運営におけるリスクを低減することも可能です。

まとめ

食品衛生責任者は、食品を取り扱う施設にとって不可欠な存在です。その役割を理解することで、安全で信頼される食品提供を実現することができます。
これから食品衛生責任者を目指す方や既に取得されている方に本記事が参考になれば幸いです。


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